「仏教とは何?」四字熟語4行で
仏教とは何?
仏教は哲学、思想のようにとらえれることもありますが、シンプルでもあります。
お釈迦様が端的に述べられた言葉があります。お釈迦様が話した言葉を残したと言われるダンマパダにあります。
ダンマパダ(法句経)185
すべて悪しきことをなさず、善いことを行ない、自己の心を清めること
これが仏の教えである。
(中村元訳)
お釈迦様を含む7人の仏が共通して説いた教え七仏通戒偈(しちぶつつうかいげ)ともなっていて、漢文だと四字熟語四行
- 諸悪莫作(しょあくまくさ)
- 衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)
- 自浄其意(じじょうごい)
- 是諸仏教(ぜしょぶっきょう)
これをそうかと思うことはたやすいわけですが実際に行う、そうであることは難しい…
そして、この3行の項目には順番があると言う人もいます。
たとえば、心が清くないと悪しきことをしてしまう、善いことをするのは難しいから「自己の心を清めること」「自浄其意」がまず重要、先だと。
では、現実は実際はどうでしょう。
私たちは、あるときまではこれ、次の段階はこれと杓子定規に生きられるわけではないですし、完ぺきではないですから、あれよこれよとすったもんだしながら
諸悪莫作 「すべて悪しきことをなさず」、 衆善奉行 「善いことを行ない」、 自浄其意 「自己の心を清めること」の3つ並行、混合でしていくことになるわけです。
それでよいわけです。
すべて悪しきことをなさず、善いことを行ない、自己の心を清めること
これが仏の教えである。
生きとし生けるものが苦しみから解放されますように
生きとし生けるものが幸せでありますように