仏教の瞑想を知るとマインドフルネス瞑想がレベルアップできます

仏教というと敬遠する人も中にはおられますが、マインドフルネス瞑想はそもそもは仏教の瞑想のことだとご存知な人も日に日に増えてきました。

マインドフルネス瞑想は、もともと仏教の瞑想で、それをストレス緩和や心理療法、ビジネスなどを目的に加工したものがされるようになりました。

ですから、仏教のマインドフルネス瞑想について知ることは次の2点に役立ちます。

  • マインドフルネス瞑想をすでにしている人はレベルアップするために
  • これからマインドフルネス瞑想をしたいと考えている人は、より確かなマインドフルネス瞑想に取組むために

原点の仏教のマインドフルネス瞑想は、特定の目的のために薄められたりほかのものを混ぜられていない、100パーセントのジュースのようなもので、人生全般、生きるすべてにわたる高い効果があります。

なお、もし「仏教」のということが気にならないなら、別に信仰が必要だったり経をあげたりするわけでなく、瞑想なので、仏教のマインドフルネス瞑想を習得するのが一番確かで、人生にとって効果的です。

仏教のマインドフルネス瞑想とは具体的に何?

マインドフルネスは仏教、ブッダの教えの実践の八正道(はっしょうどう)の中にある正念(しょうねん)のことが英訳された言葉です。

マインドフルネスで有名な人にティク・ナット・ハン師がいますが、ハン師が1960年代からアメリカで「正念・マインドフルネス」を核として仏教を説きはじめました。

ティク・ナット・ハン
ティク・ナット・ハン師

それがアメリカで、近年、マインドフルネスが注目されるようになった始まりです。そして、正念の瞑想がそもそものマインドフルネス瞑想でヴィパッサナー瞑想と言います。

同じころドイツ人僧のニャナポニカ・テラ師もヴィパッサナー瞑想が広まるきっかけをつくりました。

仏教の2種類の瞑想、ヴィパッサナーとサマタ瞑想

仏教の瞑想は大きく分類すると、ヴィパッサナー瞑想とサマタ瞑想という瞑想になります。

先ほどふれた八正道で、ヴィパッサナ瞑想は正念、サマタ瞑想は正定の瞑想です。

マインドフルネスの正念が含まれている八正道

ヴィパッサナー瞑想がマインドフルネス瞑想ですが、サマタ瞑想もセットでします。

サマタ瞑想、ヴィパッサナー瞑想とは

それぞれどのような瞑想なのかお話しします。マインドフルネス瞑想はこのようにするものという理解になります。

現代的なマインドフルネス瞑想も正しくはこの2つが元の2種類の瞑想をします。それぞれ質が高いやり方のものを適切な取組み方をすることで、本当の効果は高く得られます。

サマタ瞑想とは

一点、一つのこと、一つのことをすることに集中する集中の瞑想です。

そうすることで心が静まり安定し、高い集中状態になっていく。「禅定」という高い集中状態になっていきます。

ちなみに、禅の坐禅はサマタ瞑想、ヴィパッサナー瞑想という分類には当てはまらないと言われますが、現代の禅の坐禅のやり方はほぼサマタ瞑想です。

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ヴィパッサナー瞑想とは

気づきの瞑想、洞察瞑想、智慧の瞑想です。サマタ瞑想のように一点、一つのことに集中をすることはしません。

瞑想をしながら、瞬間瞬間に生じてくる自分の心身の現象、思考や感情や感覚や心の状態をありのまま・あるがままに気づき自覚することをひたすら繰り返していきます。

そうして気づきの習性・力がついて、脳が変化もして、今この瞬間この瞬間をありのまま正しく気づいているマインドフルネスな人になります。智慧も現れる可能性のある瞑想です。

ついた気つぎの習性・力、脳の変化、智慧で日常も暮らせるようになります。

<参考記事>

例えば呼吸に対してのやり方の違い

集中の瞑想・サマタ瞑想は、呼吸することや呼吸に集中をすることをしますが、そうしていて記憶や思考や感情などが現れてきても、それには構わずに集中し続けるやり方です。

気づきの瞑想・ヴィパッサナー瞑想は、呼吸のたびに動く腹部の動きに注意を向け気づくようにしていて、記憶や思考や感情などが現れてきたら、それに気続き自覚します。

マインドフルネスは、この2つのやり方の違いを、それぞれの瞑想法でしっかりとできるようになることが大事です。

2つセットでそれぞれに取りくむ

気づきの瞑想だけ、ヴィパッサナー瞑想だけ教えられている場合があります。しかし、集中の瞑想・サマタ瞑想にも取組んだほうがいいです。

古来、ヴィパッサナー瞑想はサマタ瞑想と共に取組むようにとされてますが、集中の瞑想・サマタ瞑想で集中の力、心の安定が高められヴィパッサナー瞑想が的確にできるようになり安全にもなるからです。

ストレス社会で暮らしてきた私たちに日本人は、集中の力や心の安定は低めなので、特にそうすべきです。

習得の順番

マインドフルネス瞑想、ヴィパッサナー瞑想に取組んで、心身が不調になり続けるようになったり瞑想難民という状態になる人が少なくない原因の一つは、集中の力をつけることをおざなりにしている傾向があるからです。

たとえばスリランカなどの僧がヴィパッサナー瞑想を安易にすぐ教えていることなどありますが、それらの国と日本はストレスの度合いが違い、集中や心の安定力が違います。

マインドフルネス瞑想を習得は先に集中の瞑想・サマタ瞑想を習得して、ある程度、取り組み、それから気づきの瞑想・ヴィパッサナー瞑想を習得して取組みはじめるのが適切です。

弊社・瑞雲の瞑想・マインドフルネスのプログラムは、これらのことを考慮したステップになっています。たとえば標準コースのステップをご覧になって参考にしてください。

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