マインドフルネス瞑想は禅がルーツ・逆輸入はウソか本当か?

マインドフルネス瞑想は禅がルーツ、日本に逆輸入された…

マインドフルネス瞑想がアメリカで流行して日本でも流行するようになってきて、こんな言葉を見聞きするようになりました。

本当でしょうか。

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マインドフルネス瞑想の由来

結論から申し上げると不正確な情報です。間違いと言ってもよいのではないと思います。

この言葉は、マインドフルネス瞑想がどんどん流行するようになってきて、禅サイドが口にするようになったと思いますが、私は禅僧ですが禅側が自分の方が元だ上と言っているようで嫌な気持ちになります。

本当かどうか、正しいのかは、マインドフルネス瞑想の由来から考えればわかることです。次の2つの面からそれを解説します。

現代版のマインドフルネス瞑想の元

今、マインドフルネス瞑想が流行するようになったきっかけは、アメリカのマサーチューセッツ工科大学医学部教授のジョン・カバットジン教授がストレス対処、ストレス緩和のためにつくったマインドフルネスストレス低減法です。

その瞑想方法が精神医療やビジネスの生産性を上げることなどにも効果があると、マインドフルネス瞑想ととして広まるようになりました。

そして、そのマインドフルネスストレス低減法をカバットジン教授が何からつくったかというと、日本などの禅の坐禅と、もう一つスリランカやミャンマーなどのテーラワーダ・上座部仏教のヴィパッサナー瞑想です。

つまり、禅の坐禅だけではありません。禅の坐禅の部分は全体の10%ほどでしょうか。

10パーセントのものが、自分がルーツとか、逆輸入というのはどう思いますか。

仏教の本来のマインドフルネス瞑想

そもそも「マインドフルネス」という言葉は、1880年頃、仏教の八正道という実践やあり方の教えにある「正念(しょうねん)」のことが英訳されたものです。

1960年代からは、アメリカでティク・ナット・ハン師などが「マインドフルネス」を中心にして仏教を説くようになりました。

仏教のマインドフルネスの瞑想法はヴィパッサナー瞑想という瞑想で、スリランカやミャンマーなどのテーラワーダ・上座部仏教ではヴィパッサナー瞑想をマインドフルネス瞑想と言います。

もともと禅の坐禅より、テーラワーダ・上座部仏教のヴィパッサナー瞑想がマインドフルネス瞑想として言われてきているのです。

ルートが違うものの合体

お釈迦様が2500年ほど前に、インドで仏道を説かれて、亡くなられてから、チベット、中国、韓国、日本などに伝わったルートの仏教を北伝仏教と言います。

スリランカやミャンマー、タイなど、南アジア、東南アジアなどに伝わったルートの仏教を南伝仏教と言います。

禅は北、ヴィパッサナー瞑想は南

仏教の瞑想は止観、止と観の瞑想の2種類で、止はサマタ瞑想、観はヴィパッサナー瞑想で、これは北伝仏教でもあり、日本にも伝わっていますが、現代のマインドフルネス瞑想の元のヴィパッサナー瞑想は南伝仏教のヴィパッサナー瞑想です。

現代のマインドフルネス瞑想の元になるマインドフルネスストレス低減法は、北伝の禅の坐禅と南伝のヴィパッサナー瞑想の合体と言えるものです。

ですから、マインドフルネス瞑想は禅がルーツ、日本に逆輸入というのは…

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