マインドフルネス瞑想のやり方・方法の注意、学ぶ・習うときの落とし穴(2)

瑞雲信人です。正しくマインドフルネス、マインドフルネス瞑想に取組んで効果を得ていただけるように、参考にマインドフルネス、マインドフルネス瞑想について疑問と回答という形でお答えしていますが、この2では習い方についての項目を掲載します。

1はこちら

Q1 マインドフルネス瞑想を習うとき姿勢や体の矯正が必要ですか

マインドフルネス瞑想をするには正しい呼吸ができるようになる体になる必要があると特殊な体操をさせているセミナーなどがあるようですが、マインドフルネス瞑想を取組むにあたって、そのような必要はありません。

たとえば事故にあって、首と手以外は動かなくなった人で、マインドフルネス瞑想の元のヴィパッサナー瞑想に取組んで、とても高い気づきの能力、瞑想力、悟りを得た有名な人がいます。カンポンさんという方です。素晴らしい方です。

マインドフルネス瞑想は普通に呼吸をして、姿勢がくずれる、呼吸が乱れるということにも、そのまま気づくようにする瞑想です。

Q2 アロマや自律訓練法などを一緒に習う必要はありますか

マインドフルネス瞑想とアロマはまったく関係がありません。自律訓練法も、私・瑞雲信人も企業などでメンタルヘルスの研修の講師をしていたときに研修内で受講者に教えていましたが、まったく関係がありません。

というより、自律訓練法は意図的に体をコントロールするもので、マインドフルネス瞑想とは真逆のものですから、マインドフルネス瞑想を習得する弊害になりかねません。

もともとも自分がしていたことをくっつけて教えている人がいますが、マインドフルネス瞑想は、そのまま、ただ瞑想を学び、瞑想に取組めば十分なものです。

Q3 どんなマインドフルネス瞑想を習ったら良いですか

マインドフルネス瞑想は根本の仏教のマインドフルネス瞑想からはじまって、それをアレンジした医療・セラピー系、それをさらにアレンジした心理療法系、またそれをビジネスに活かすようにアレンジしてと進みました。

そして、医療・セラピー系、心理療法系、ビジネス系にどんどん変質したものが現れ、他の用途にもアレンジされたものが出てくるようになりました。元とはほど遠いものになっているものも少なくありません。

流行にのって、本来、マインドフルネス瞑想として欠かせないやり方の要素のないものもマインドフルネス瞑想だと出回るようになりました。

ですから、習うときはしっかりと信頼できるマインドフルネス瞑想のやり方のものか見定める必要があります。

元に近いほど信頼できる

私はできるだけ、元に近いものを選んで習うことが心配がなく、本来のマインドフルネス瞑想としての効果を得られると考えているので、そうお勧めしています。

ですから、元の元の根本の仏教のマインドフルネス瞑想か、医療系、心理療法系の元のマイントフルネスストレス低減法、マインドフルネス認知療法、ビジネス系の元のグーグルのやり方が良いのではないかと思います。

そして、それを誰から、どのような人から習うかです。

Q4 どんな人に教わるのが良いですか

その人がマインドフルネス瞑想をどこでどのように学んできたのかで、まずその人が教えているマインドフルネス瞑想がどのようなものかわかります。質問Q3の元の元か、元に近いものを学んだ人であれば、それができ教えられる可能性があります。

そして、どの程度学んで、どんな体験をして、どんな効果を得てきた人なのか。今は、マインドフルネス瞑想をネットや本で知識を得て自分だけでするようになった人や、短期の研修などで学んだ程度で教えている人であふれています。

マインドフルネス瞑想は簡単そうなものですが、人に教えるにはしっかりとした学びや体験があって、効果も得ていることが必要です。

資格はあてにはなりません。資格制度は受講者を集める手段で、簡単に資格を出すところ、本来のマインドフルネス瞑想をしっかり教えず取組ませず資格を出しているところがたくさんあります。

Q5 合宿に行こうと思うのですが

日本でマインドフルネス瞑想の合宿というと、ゴエンカ式のヴィパッサナー瞑想の10泊12日の合宿がありますが、私は初めてヴィパッサナー瞑想を学んだのはこの合宿でした。

合宿場に着いた翌日の瞑想開始から、大勢の人と一緒にうす暗い部屋で、肩が擦れ合うほどの近さに坐って、1時間瞑想をすることを、朝4時半に起きて夜9時まで幾度もします。

そして、2日間は集中の瞑想に取組みますが、1時間じっと坐れている人はほとんどいませんし、その2日の間に帰ってしまう人もいます。

3日目以降、ボディスキャンのヴィパッサナー瞑想の取組みになり、一回に座る時間が1時間半になっていきます。そうして、我慢して坐ったことでなることを瞑想の効果ととらえていたり、すでに知っていた知識に当てはめ、そうなったと思うようになっている場合が少なくありません。

合宿に行くとしたら

私の場合は禅僧で、そこに行くまでに、じっと何時間も坐る修行、集中の修行をしてきていましたから平気でしたし、すぐに効果が現れましたが、そうではない人、瞑想初心者には難しいもののように思います。

そういう合宿にもし参加するとしたら、短めの時間からはじめて、ある程度、長めの時間の瞑想ができるようになってからにしたほうが良いと思います。

また、逆に数泊程度の合宿で、あまり深くは瞑想を学べなくて、取組みも少ない合宿もあります。

合宿に行くためには、日程の都合をつけ、交通費もかかりますから、合宿ではなくて、しっかりと習える方法で習うことを検討してみてはどうかと思います。そうして習った後で、もしまだ合宿に行きたいと思ったら行くようにすると良いのではないかと思います。

Q6 マインドフルネスストレス低減法を習いたいと思うのですが

私はマインドフルネスストレス低減法は良いものだと思っています。その上で申し上げることですが、日本でマインドフルネスストレス低減法、MBSRの講習を受講した人の話では、とても大変だったということです。

8週間、毎週1回、通って習って、家では毎日45分以上の取組みをすることが義務づけられますが、一般の生活をしていて、できない人が少なくないということです。

それでその話をしてれた人も、MBSRを受講をし終わった後、違う講座を探したり、普通のマインドフルネス瞑想の実践の会に出たりしているとのことでした。

MBSRの受講料は安くはないですし、私は一般社会の生活をしている人が取組みやすく正しいマインドフルネス瞑想をできるようになれるようになっている、もっと安い講座を検討しても良いのではないかと思います。

Q7 マインドフルネスにヨガは必ず必要ですか

ジョン・カバットジン教授が禅とヴィパッサナー瞑想を元にストレス軽減を目的に現代版のマインドフルネス瞑想「マインドフルネスストレス低減法」を編み出しました。それが広まって、現代のマインドフルネス瞑想のブームになりました。

そのマインドフルネスストレス低減法の方法の中にヨガがあることから「ヨガ=マインドフルネス瞑想」のようにしている人や場所がありますが、ヨガは必須ではありません。

また、単なる一般的なヨガはマインドフルネス瞑想とは違います。

Q8 禅の坐禅とは違いますか

違います。日本の僧侶で、同じようなものとしている人、目的が違うだけでやり方は同じとしている人が少なくないですが違います。

禅僧として禅の坐禅をしてきて、そして、マインドフルネス瞑想に欠かせないヴィパッサナー瞑想を本場のミャンマーで修行して、私ははっきりとそのやり方の違い、現れてくること、変化・効果の違いを体験しています。

禅の坐禅は集中瞑想で、マインドフルネス瞑想のメインは気づきの瞑想です。禅の坐禅の取組みだけでは、気づきの瞑想にはなりませんし、マインドフルネス瞑想としての効果は得られません。

Q9 どのくらいの時間や期間でできるようになりますか

どれほどマインドフルネス瞑想ができるようになりたいのか、どのレベルの瞑想法までできるようになりたいのか、さらに、どれくらいの時間を瞑想に取組むか、瞑想力は人それぞれにつく時間や期間が異なるものですから、一概にこうと言えるものではありません。

そして、数時間や数日のセミナーなとで満足することもできますが、本当はマインドフルネス瞑想は段階的に瞑想法をレベルアップして瞑想力を高めていくもので、学びや習得には、それなりの期間がかかるものです。

ですから、マインドフルネス瞑想を教わる場合は、自分の進むペース、自分が瞑想力がついていくペースに合わせて学べる、サポートをしてくれる人、ところを選ぶのが良いです。

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