慈悲の瞑想とマインドフルネス瞑想の関係-共に効果を得るために
マインドフルネス瞑想が流行するようになって、慈悲の瞑想は後追いするように流行するようになってきました。それはどうしてか。知っていますか?
また、慈悲の瞑想とマインドフルネス瞑想の関係について知っていると、両方の取組みのためにプラスになりますので、このページを読んで知っておきましょう。
慈悲の瞑想はマインドフルネス瞑想と同じルーツ
次の関連記事で詳しく説明してありますが
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慈悲の瞑想は、ミャンマーやスリランカなどの仏教のテーラワーダ・上座部仏教で守られ実践されてきた瞑想の1つです。
そして、マインドフルネス瞑想は、近年に流行した元のストレス緩和ものは、テーラワーダ・上座部仏教のヴィパッサナー瞑想を応用したものです。
もともとヴィパッサナー瞑想がマインドフルネスの瞑想と呼ばれていました。
マインドフルネスは仏教の正念
マインドフルネスは、日本でいうと明治時代の初めころに、仏教の八正道(はっしょうどう)の中にある正念(しょうねん)のことが英語にされました。
八正道は、次の画像の8つの徳目がセットになっていて、苦悩し続けることから解放されて、より良い人生を生きられるようになるための現実的なノウハウです。
この中の正念がマインドフルネスと英訳されて、正念のトレーニング法が気づきの瞑想のヴィパッサナー瞑想で、もともとのマインドフルネス瞑想です。
慈悲の瞑想はもともとマインドフルネス瞑想とセット
慈悲の瞑想は八正道の中にある正定の集中の瞑想の1つです。
8つがセットの八正道ですから、もともと慈悲の瞑想はマインドフルネス瞑想とセットのものです。テーラワーダ・上座部仏教ではセットで取組みます。
私も、禅の僧堂修行生活の後、ヴィパッサナー瞑想を習ったときに、慈悲の瞑想を教わりました。
そしてこういうことから、慈悲の瞑想は、マインドフルネス瞑想が流行して、追随して注目され広く取組まれるようになりました。
マインドフルネス瞑想と慈悲の瞑想はそれぞれのために
慈悲の瞑想はマインドフルネス瞑想の気づきの瞑想、ヴィパッサナー瞑想と取組むことで効果的になります。
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また、集中の瞑想による心の静まり、安定が、気づきの瞑想を安全にし、いっそう効果的にして、全体として高い効果・成果を得られるようになれます。
マインドフルネス瞑想の気づきの瞑想、ヴィパッサナー瞑想は、あわせて慈悲の瞑想にも取組むと、安全性が高くなり、効果も高くなります。
この関係を知って、ぜひ、ともに取組んでいただければと思います。
ちなみに、弊社・瑞雲の瞑想のWeb講座は、どちらもしっかりとレベルを高くできるカリキュラムになっています。
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