このステップのここまでで、感情とのつきあい方について、じっくりと学び、体験してきました。
- 感情は敵ではなく、味方であること
- 自分の感情に気づく力
- 怒りや不安、喜びとどう向き合うか
- 言葉の選び方と、伝えるタイミング
- 実生活での表現チャレンジ
あなたがここまで歩んできた道のりには、「自分とつながる力」と「人と誠実に関わる力」の両方が、確かに育ってきています。

感情と向き合ってどう変わったか?
以下の問いに、静かに答えてみてください。
このステップで、心に残っているセッションはどれですか? それは、なぜ印象的だったのでしょうか?
以前の自分に比べて、「感情」とのつきあい方にどんな変化を感じていますか?
- 無意識に反応していた場面で、気づけるようになった
- 怒りや不安に「意味」を見出せるようになった
- 喜びや感謝を、ちゃんと伝えたいと思えるようになった
- 感情の奥にある「願い」に耳を傾けられるようになった
今後、感情をどのように扱っていきたいですか?
- どんな自分でありたいですか?
- どんな関係性を育てていきたいですか?
未来の自分へのメッセージとして、自由に言葉を残してみてください。
感情は「生きている証」である
あなたの中に湧き上がる怒りも、不安も、悲しみも、喜びも──すべては「生きている証」であり、「大切にしたい何か」があるというサインです。
それをていねいに気づき、言葉にし、ときにそっと見守り、ときにしっかりと伝える。それができるようになるほど
- あなたは、自分を理解し、他人を受け入れ
- より深く、自由な関係を築いていける、ようになります。
感情を「味方にする」とは?
それは、こういうことです。
- 感情に気づき、否定せずに認める
- 感情から自分の本当の思いに気づく
- 感情に流されずに、言葉にできる
- 感情を伝えて、つながりを生み出せる
感情は、あなたの中の「ナビゲーター」です。あなたが本当に望んでいることに、気づかせてくれる存在です。そして、心の通ったコミュニケーションも可能にしてくれる存在です。
あなたのこれからに向けて
あなたの感情は、あなたの弱さではなく、あなたが人として豊かに生きている証です。その感情を大切にしながら、どうかこれからも、あなたらしい関係を育んでください。
そして、時には迷ったり、ぶつかったり、言葉にならない思いにとまどう日があっても、感情に耳を澄ませることを、どうか忘れないでください。
感情とつながることは、自分とつながること。その先に、他者とつながる本当の力があります。これで、このステップは完了です。ここまで学んだスキルは今後のすべての対人関係の基盤になります。
次のステップでは、「対立やズレを乗り越える対話術」へ。コミュニケーションの「応用力」を身につけていきましょう。