― あなたの「関わる力」は、すでに芽生えている
このステップでは、「信頼関係を育てていく」というテーマをもとに、関係が続いていくための視点や行動について見つめてきました。
振り返ってみると、信頼とは──
- 大きな言葉ではなく、小さな誠実さから始まり
- 一度きりではなく、くり返し育てられていくもの
- すぐに実を結ぶものではなく、ゆっくり根をはっていくもの
だということがわかります。
そして何より、それは特別な人にしかできないものではなく、あなたにもできること。誰かを信じ、信じてもらえる関係は、「心のあり方」と「小さな行動」で築かれていきます。
信頼は、特別な能力ではなく「日々の選択」から生まれる
関係が続くということは、変化に対応できるということ
人との関係は、静止しているわけではありません。時間とともに、距離が変わったり、役割が変わったり、価値観がズレたりすることもあります。
それでも、その変化に柔軟に応じながら、「この人との関係を大切にしていきたい」と思い続けること。それが、関係を育てるということなのです。
あなたは、どんな信頼関係を育てていきたいですか？
このステップを通じて、あなたがふり返った関係、思い浮かべた人たち。そこにはきっと、あなたが大切にしたいと感じている何かがあるはずです。
- あたたかい関係を続けたい人
- 少し疎遠になってしまったけれど、またつながりたい人
- 今までとは違う距離で関わりたい人
どんな形であれ、その人たちと向き合おうとするあなたの姿勢が、信頼を育てる土壌になります。
次のステップでは「手放す」という選択と向き合います
信頼関係を「育てる」ことも大切ですが、ときには「手放す」「離れる」「終える」といった選択も必要になることがあります。
次のステップでは、そんな「関係の手放し方」と、新たなつながりとの向き合い方について、やさしく深めていきます。
無理につなぎ止めなくてもいい。でも、あたたかく終えることもできる。あなたの関係力は、そこまで育っていけます。
