日常の中で、あたなは、どの「自分」でいることが多いでしょうか。
「現実の自分」と「本当の自分」
私たちには、場面場面に合わせるようにしてなる「現実の自分」と、本当はこうありたい、正しいのは善なのはこうというように持っている「本当の自分(本来の自分)」がいます。
現実の自分は
自分の立場や人からの評価などを気にしてなる自分や、本当の自分と離れてしまっているプログラムを無意識に持っていて、そのプログラムでなっている自分かもしれません。
本当の自分は
そういうことに関わらず、あなたの中にいる本当のあなたです。本当のあなたは恐れることなく「私はOK、他者も回りもOK」と信じ、いつも正しく善であろうとしています。
現実の自分の本当の自分との一致と不一致
日常生活、人生で、「現実の自分」と「本当の自分」の関係性は次の3種類があり、種類によって心身の状態、日常のありよう、人生のありように差が出ます。
A:◎ 「本当の自分」に完全に一致の状態


図のように「現実の自分」が「本当の自分」に完全に含まれている。
このようならば、心は伸び伸びとして、矛盾を感じることもなくストレスや葛藤もなく、イキイキとした善なる日常、人生を過ごせます。でも、なかなかこういう状態には私たちはなれません。
B:× 完全に不一致の状態


図のように「現実の自分」が「本当の自分」から全く離れたようになってしまうこともあります。「本当の自分」は「現実の自分」に隠れて見失われているような感じになる場合もあります。
私たちは「現実の自分」で世俗的な成功を手にすることもできます。けれども、それが「本当の自分」から離れていると空虚さを感じるようになります。
私は、2001年に鬱病になった時は、上記の図のようで「本当の自分」が小さく小さくなってしまっているような感じでした。
C:〇 部分的に不一致でも本当の自分が大きい状態


上記のAのように「現実の自分」が「本当の自分」に含まれている状態でいるようにはなかなかなれません。けれど、Bのように「現実の自分」が「本当の自分」からは離れるようになってはいけません。
気をつけていないと、だんだん「本当の自分」とは違うように「現実の自分」が大きくなって、二つが離れていってしまいます。
上記のCのように「本当の自分」と「現実の自分」が離れず『本当の自分』が大きい自分でいることを心がけましょう

今の日常のあなたの「現実の自分」と「本当の自分」の関係はどんなか、考えてみましょう。
今のその状態の自分に、どれくらい「YES」でしょうか、「NO」でしょうか。
このプログラムを進んでいって、Cの状態の自分でいる自分、「現実の自分」の多くが「本当の自分」でいられる自分になっていきましょう。