改善のために、より具体的な方法をいくつか持って、実践できるようにしましょう。
まず、これらの方法をどうしてするのか、なぜ、効果があるのかを知っておきましょう。
なぜ、人生態度が低下するのか
私たち人は「存在認知」のあり様によって、人生の基本的姿勢をつくります。人生態度も同じように、受ける存在認知によって左右されます。
「自分から自分」へ、「他者から自分」への思うような「認知が不足」したり、「否定的な認知」が繰り返されることで、存在認知に満足できずにいると、人生態度はゆらぎ低下します。
人生態度が低下する原因の構図


人生態度が低くなっていたら
- 存在認知を十分にされないことで
- 認知の飢餓が続いたり
- 否定的な認知を受け続けて
- 否定的な認知が心に蓄積したことが原因です。
どのように人生態度を高めるか
人生態度は
- 自分から自分への、肯定的な存在認知
- 他者から自分への、肯定的な存在認知
を受けられて、肯定的な存在認知に心が満たされることで高くなります。


十分に満たされていると、「I’m OK You’OK、自分も他者もOK」になれて、精神的に健康に日々暮らせて建設的に人生を歩めます。
存在認知とは存在を認めること、認める態度や言動です。
人が求める存在認知で特に重要なもの
- 観ていてもらえている
- 興味を持ってもらえている
- 気持ちや考えをありのまま認めてもらえる
存在認知は「自分から」と「他者から」
存在認知は他者からだけでなく「自分から」も得られるものです。
人生の基本的姿勢の幼児決断をした5歳、6歳頃までは、親など他者から受けたことに影響されることしかほぼできませんでしたが、今は、それ以外も可能になっています。
まず何より、自分から自分への肯定的な存在認知を送る
他者から認めてもらう、肯定的な存在認知をもらうことばかりに意識がいきがちです。
でも、他者に期待しても期待通りになるかは不確実、確率は低い。苦悩の原因にもなります。
いっぽう、自分がどうするかは自分しだいです。まず何より、自分で自分への肯定的な存在認知を送るようにしましょう。


自分から自分への否定的な存在認知はすぐ停止する
自分で自分に否定的な存在認知をして、マイナス思考の脳の回路を育ててはだめです。


心に否定的な存在認知を蓄積してはだめです。すぐステップ1の呼吸法や、ステップ1の思考のチェンジ、次のページから学ぶ方法で停止しましょう。
他者からの否定的な存在認知も自分で否定にはしない
そして、他者から否定的な態度や言動をされても、それを自分の心にとってマイナスにするか、マイナスのストレスにするかは自分しだいです。


あなたの心が受け入れなければ、何もなかったのと同じですし、マイナスに受け入れない、マイナスに解釈しなければ何でもありません。すぐにステップ1の呼吸法や、ステップ1の思考のチェンジ、次のページから学ぶ方法で停止しましょう。
他者に肯定的な存在認知を送る
そして、上記のように、自分によって自己肯定のことを日々しつつ、他者に肯定的な存在認知を送ることをするのも大切です。
自己肯定の状態になれても他者否定の状態にあったなら、自己肯定・他者否定の人生態度どまりです。
そして、他者に肯定的な存在認知を送ることで、その他者などから肯定的な存在認知を送られて、ということにもなりますし、他者に肯定的な存在認知を送るという心・行為自体が、実は自分への肯定的な存在認知でもあります。
他者に肯定的な存在認知を送る取組方法も、次のページ以降で学べます。

心が柔軟で強く生きている人、幸福、喜び多く生きている人たちは、共通して、日常で自分で自分に肯定的な存在認知を送ることが当たり前、習慣のようになっています。
あなたはどうでしょう? 今までのあなたは肯定的な存在認知を自分で自分に与えていましたか? 他者に望んでいるほうが多かったですか?
考えて気づいたことや思ったこと、これからのことなとを書いてみましょう。

- 人生態度は、肯定的な存在認知に心が満たされることで高くなる
- 存在認知は「自分から」と「他者から」
- まず何より、自分から自分への肯定的な存在認知を送る
- 自分から自分への否定的な存在認知はすぐ停止する
- 他者からの否定的な存在認知も自分で否定にはしない
- 他者に肯定的な存在認知を送る