細かな分析をしたいときは、「人生態度の分析(1)」の結果の分析を、このページを読みながら自分を振り返ってしましょう。
印刷したPDFまたはノートに、次を参考に、下記のそれぞれの人生態度の説明を読みながら、自分に当てはまると思うことや気づきを書いていきます。
- 一番に点数が高い人生態度はどれで、どんな傾向か、当てはまるようなこと・項目はあるか
- 次はどの人生態度が点数が高く、どんな傾向か、当てはまるようなこと・項目はあるか
- そのほかの人生態度で、当てはまるようなことはあるか
第1の人生態度:Ⅰ’m OK You’re OK
自己肯定・他者肯定-開放的、相互信頼
精神的に健康な人生態度と言われ、例えば次のような感情や傾向が現れます。
- 思い通りにならなくても人生の可能性を否定することなく前向きさを失わない
- 考えや行動の違いを超えて自分と他者の価値を肯定的に認められる
- 自分と相手の双方を尊重し相手に純粋な配慮をする
- 人間同士としての共感に支えられた親密な交流をすることができる
- 自分の目的の実現に他者を利用する思いや労力を費やさず行動できる
- 他者から承認を得ること・認められることによって自分の存在価値を感じようとはしない
第2の人生態度:Ⅰ’m not OK You’re OK
自己否定・他者肯定-自己防衛、受け身
この人生態度のときは、次のような感情や傾向が現れることがあります。
- くよくよ後悔する
- 他者に認められたい、他者の承認がほしい思いが強く働く
- いたずらに心配になり、不安で落ち着かない
- 自己卑下や劣等感を持っていて、満たされない思いを持つ
- 失敗の恐れを強く持つ
- 問題から逃避する
- 問題解決を他者頼りにする。責任を引きうけることを恐れる
- 自己防衛から自己弁解の姿勢を取る
- 他者と不一致があると、自分に問題があり悪いと感じる
- 罪悪感を抱く。ささいななことでも自分を責める
- 自分を犠牲にしてまで相手に合わせ、つくす
- 必要以上にへりくだる
- 他者を自分より恵まれていると思い、うらやむ
第3の人生態度:Ⅰ’m OK You’re not OK
自己肯定・他者否定-他者非難、攻撃的
この人生態度のときには、次のような感情や傾向が現れることがあります。
- 自分に非があってもあっても相手に怒り、攻撃的になる
- 相手を批判し自分の方が優れているように感じる
- 粘着した思いがつきまとった競争心を感じる
- 他者に任せられず、他者が手出しをすると不快になる
- 支配的で疑い深く肌に合わないものは排除する
- 他者に怒りを持ち支配されることを恐れる
- 考え方は右か左、はっきりしないと気が済まず、中道を選べない
- 自己防衛のために攻撃的姿勢をとり、口論、駆け引きをする
- 指導・忠告を素直に受けいれず、他者を責め、他者の考えを拒否する
- 他者を怒らせて刺激して、迫害者を演じることもある
- 周囲が批判的になるような対象を作り出し
その対象を非難や攻撃することで自分を周囲に認めさせようとする
第4の人生態度:Ⅰ’m not OK You’re not OK
自己否定・他者否定-自閉、反抗的
この人生態度のときには、次のような感情や傾向が現れることがあります。
- 悲観的な発言が多い
- 他者からの関わりに拒絶的な態度を取る
- 何につけ悪い方向に考えて、おびえる
- しなければならないと焦りの思いを持ちつつ、行動が伴わない
- 批判されると大きく落ち込んでしまう
- 結果の見えないうちに失敗したように感じる
- 絶望感がある
- 自分は存在価値がない、自分は人生の敗北者だと感じる
- 見捨てられた恐れと反抗の怒りをあわせ持つ
- 他者を信じられず、疎外感を持っている
- 人生を空しく感じる
- 退行したり、間違いを繰り返したりする
- 問題に圧倒され、引きこもりがちになる
- 敵意を持ち反抗的な姿勢をとり
相手との不一致をエスカレートさせる。第三者を巻きこむことも - 自分または他者に対して破壊的な行動をする