自我状態がどのように出ているかによって、次のような改善方法があります。

PDFやノートを使ってしている「自我状態の分析」について、次のようにします。
- 下記の1~8から、「自我状態の分析」で記入した自我状態の高低、マイナスに合うところを見つけて読んで、あなたとしての改善方法を考えて<改善方法>に書きます。
- 自我状態の分析をして改善方法を考えてみて、感じたこと、思ったこと、気づいたことなどを書きます。
自我状態のマイナスごと改善方法
1
CP 高くてマイナスの例
権威的 批判的 支配的 封建的 偏見 建前にこだわる 中途半端を許さない 自分の価値観が絶対
NP 低くてマイナスの例
共感・同情しない 人のことに気を配らない 温かみがない
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<改善方法のポイントと例>
優しく、養育的、保護的、親密的に、振るまう。
- 相手の良いところや考えを認める。ほめる。
- ねぎらいや、励ましの言葉をかける。
- できるだけ人に思いやりを持つように努力する。
- 奉仕、サービスをする。育児やペットの世話をする。
- 笑顔で人と接する。
2
CP 低くてマイナスの例
いいかげん けじめに欠ける 批判力に欠ける 規律を守らない
NP 高くてマイナスの例
過保護 過干渉 甘やかす お節介 ひいき 自主性を損なう
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<改善方法のポイントと例>
道徳的、模範的に振るまう。正義感、善悪感を重視する。
- 規則やすべきこと、けじめを守り、人にも守るように求める。
- 自分に義務を課し、責任を持ち行動する。
- 他がどうだではなく自分の考えを持つ。批判力を育てる。
- 人に立ち入りすぎない。自分が模範となる。
- 相手が自分でできるように見守る、接する。
3
FC 高くてマイナスの例
軽率 奔放 わがまま 衝動的 利己的 自己中心的 感情的 動物的 本能的 言いたい放題
AC 低くてマイナスの例
人の言うことを聞かない 一方的である 近寄りがたい
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<改善方法のポイントと例>
気配り、配慮を心がける。平和に、穏便に振るまう。
- ひと呼吸おいて行動するようにする。
- 相手の話をまず良く聞いてから、発言する。
- 気配りをする。
- 相手の立場になって考えたり、相手の意見や意向を聞く。
- 相手を立て尊重する。
- 他者優先の態度を身につける。。
4
FC 低くてマイナスの例
おもしろみがない 暗い印象 無表情 感情を素直に出さない
AC 高くてマイナスの例
依存的 閉鎖的 従属的 自分を出せない 我慢してしまう すぐ妥協する うらみがましい
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<改善方法のポイントと例>
自発的、行動的、開放的に振るまう。創造性を発揮する。
- 感じたこと考えをためらわずに表現する。
- 笑うこと、泣くことを自分に許す。
- 自信のあることから実行してみる。
- 意識的に陽気に開放的に振るまって気持ちを引き立てる。
- 徹底的に童心に返って遊ぶ。
- 小さな不思議や面白さ、変化を発見して楽しむ。
5
A 高くてマイナスの例
打算的 機械的 理屈屋 無情 冷徹 人間味に欠ける
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<改善方法のポイントと例>
人間味 情緒を大切にする。
- 自分の感情や相手の気持ち、都合に心を傾ける。
6
A 低くてマイナスの例
現実無視 計画性がない 考えがまとまらない 論理性に欠ける
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<改善方法のポイントと例>
論理性、合理性、客観性、計画性を重視する。。
- 情報を集めさまざまな角度から物事を考える。
- 自分なりの答えをみつけてから相談する。
- 計画を書き出してから、行動する。
7
FCとACの両方が高く、Aが低くて、マイナスが出ている
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<改善方法のポイントと例>
Aを働かせるようにして、Aを強くしていく。
8
FCとACの両方が高く、CP、NPが低くて、マイナスが出ている
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<改善方法のポイントと例>
CP、NP、親の自我のように振るまい、CP、NPを強めていく。