自分は人生をどう生きるか映画の脚本のように無意識に持つ人生の脚本。人生の状況に影響している無意識のプログラムの人生脚本。
映画にはそれぞれテーマがあり、主人公にはモットーのようなものがあります。人は人生脚本によって、映画のように生きるテーマやモットーを持って生きるようになります。無意識にそのテーマやモットーを繰り返し演じるような人生になります。
人生のテーマやモットーのようになる人生脚本
人生を振り返ると、無意識に次のようなこだわりがあり、それによる生き方・人生を繰り返しているような面があるように感じませんか。
例えば
- 一所懸命でなければならない、努力しなければならない
- 人を喜ばせるべき、人に尽くすべき
- 良い子、良い人でいなければならない
- 完ぺきでなければならない
- 自分を犠牲にしなければならない
- 人から良い評価をうけなければないない
- 人生は必ずうまくいかなくなる
- 人生は七転び八起き
- 簡単に喜んではいけない、満足してはいけない
- 指導者に従う
- 指導者には反抗する
- 喜びに生きる
など

あなたの生き方・人生に、上記にあげられているようなことを繰り返して面がないか考えてみましょう。あるようでしたらノートに何がどんなふうにと書きましょう。
人生脚本の形成と変化
人は自分自身の人生脚本を次のように書きます。
人生脚本は、5・6歳の頃、「人生脚本の早期決断」をしてベースができます。
それから、変化したり強化されたりしていきます。次のように身につけ、リハーサルし、習性的な生き方となります。
- 親の言動を見聞きしているうちに、それを取り入れ、いつの間にか身につける。
- 親や周囲の人の価値観、考え方、生活習慣、態度や心理・行動、また生きている社会の傾向や文化や伝統などによって、枠にはめこられるように身につく。
- 親、学校の先生など他者を模倣(=モデリング)して身につける。
- 親や周囲の人に言われること・されることに強い反発を感じて、言われること・されることとは逆のほうへ方向づけて身につける。
- 強烈な体験を通して、強い感情・強い思いを持って、身につける。
- 心理ゲームの繰り返しによって強化されることもあります。
特に、少年期から思春期にかけて、様々な局面で葛藤して、脚本を試し、脚本の修正や強化をすることを「脚本のリハーサル」とも言います。