まず、ステップ3の人生態度の改善方法を実践して、人生態度を高めることも対策になります。人生脚本には自分へのNot OK、ラケット感情が根底にあるからです。
また、ステップ4の心理ゲームの改善も大切です。心理ゲームを仕かけていたり、心理ゲームにのっていると人生脚本を強化することになるからです。
そして、次のようにしていきます。
方法の基本
方法の基本は次の2点です。
自分が持っている人生脚本を自覚する
人生脚本を自覚できていれば、日常生活の中で脚本を繰り返してしまいそうになった時、繰り返しを停止することが可能になります。繰り返さなくなるための取組みが可能になります。
変わるための考え方・言動を繰り返していく
変わりたいと思っているだけでは変われません。変わるための方法の意識・言動を繰り返していくことで無意識のプログラムは書き換わっていきます。
ミニ・スクプリプト理論による方法
前ページの「人生脚本を演じることになる時」で学んだ流れのミニ・スクプリプト理論を、次の手順のように方法として活かします。
人生脚本を変え喜びを感じる生き方になるステップ
<ステップ1>
人生脚本の働きは前ページの流れのようになるので、次に当てはまることはないか考えます。
日常生活の中で、自分は次のような感情になっていないか?
- 私はOKではない
- あなたはOKではない
- 私はOK、あなたはOKではない
そして、次のような思い(ストッパー)が心の中で影響していることがないかと考えて、影響していたら、そのストッパーが働いていることがあると自覚します。
- 満足するな、楽しむな
- ありのままであるな
- 自分の要求は後回しにしろ
- 感情を表に出すな
- 自由であるな
<ステップ2>
当てはまるものがあれば、上記のそれぞれのストッパーと、それに対応する次の→のドライバーを持っている可能性があるので、そのように自覚します。
- 満足するな、楽しむな → 一所懸命にやれ、もっと努力しろ
- ありのままであるな → 完全であれ
- 自分の要求は後回しにしろ → 人を喜ばせろ
- 感情を表に出すな → 強くあれ
- 自由であるな → 急げ急げ
ここでは、ストッパーから気づきドライバーも自覚するようにしていますが、もちろんドライバーが働いていることから気づいてもかまいせん。
<ステップ3>
そして、日常で次のようにします。
アロワー(許すもの)
自覚した「トライバー」の働きを感じたら
それぞれのドライバーに対応する → の『アロワー(許すもの)』で、自分を許すようにします。
心の中や声に出して自分に言い聞かせてあげます。そして意識を変えたり行動するようにします。
一生懸命にやれ、もっと努力しろ
→ 私は満足していい、楽しんでいい
完全であれ
→ 私はありのままでいい
人を喜ばせろ
→ 私は自分を大切にしていい
強くあれ
→ 私は感情を表に出していい
急げ急げ
→ 私は、じっくりやっていい
ゴーアー(後押しするもの)
ま自覚しているストッパーの働きを感じたら
ストッパーに代えて、→の『ゴーアー(後押しするもの)』で「行け行け、ゴーゴー」と自分を励まし、意識を変えたり行動するようにします。
満足するな、楽しむな
ありのままであるな
自分の要求は後回しにしろ
感情を表に出すな
自由であるな
→ 行け行け、ゴーゴー
<ステップ4>
ステップ3のように、ドライバーにアロワーで、ストッパーにゴーアーで対処するようにすると、人生脚本を演じることが停止されます。
そして、ネガティブになるFMP・ラケット感情に代わりに『ワウワー(wower、喜び)』が得られるようになってきます。


<ステップ5>
ステップ1~4を繰り返していくと、ドライバー、ストッパー、人生脚本から開放されてきて、自信ももてるようになってきて、より強くゴーアーが働くようになってきます。
それが進むと『AFC(allower FC、許可された自由な子ども)』が働きだして、人生脚本のドライバー、ストッパーが消えます。
そして、『AFC(許可された自由な子ども)』によって、アロワー、ゴーアーがよく働いて、よりいっそう素晴らしいワウワーを得られるようになっていきます。



上記の 「人生脚本を変えて喜びの毎日・人生になる方法」を読んで、気づいたことや思ったこと、また、これからこうしていこうということ考えてノートに書いてみましょう。