― 心の中の感覚を変えて、感情をコントロールする技術
サブモダリティ(Submodalities)とは、感情の元になる感覚を構成する要素のことです。
サブモダリティチェンジとは
サブモダリティ=感覚の要素の違いが感情を左右します。
感覚の要素の違いとは、たとえば
- 映像:明るいか暗いか、カラーかモノクロか、大きいか小さいか
- 音:声の高さ、音量、リズム
- 身体感覚:温かいか冷たいか、圧力があるかないか
こうしたサブモダリティ=感覚の要素の違いが、感情の強さを大きく左右しています。
サブモダリティチェンジは、このことを活用して、たとえば
サブモダリティチェンジ | 感情への影響 |
---|---|
映像を小さく・暗くする | 怖かった記憶のインパクトが弱まる |
音量を小さくする | 怒られた記憶のショックが和らぐ |
感覚の温度を下げる | 緊張して熱くなる感覚を落ち着かせる |
つまり、イメージや感覚を変えると、感情も変わるのです!
サブモダリティチェンジの応用例
サブモダリティチェンジは。意図的にサブモダリティ(感覚の要素)を変化させて、感情をコントロールするテクニックです。
たとえば、次のような状態で、自分の心に見えている映像や声の感覚を意図的にチェンジします。
状態 | チェンジ前 | チェンジ |
---|---|---|
恥ずかしい失敗を思い出してつらい | 大きなカラー映像、近くで鮮明に見える | 小さなモノクロ映像にして遠くに押しやる |
苦手な人の声が頭にこだまする | 大きな声、繰り返し響く | 音量を絞って遠ざける |
こうして、自分を苦しめる感情を、意図的にコントロールできるようになります。

自分のサブモダリティを探検しよう!
【 ステップ 】
- 最近、強く感情が動いた出来事を1つ思い出す
- そのときの「映像・音・感覚」を、できるだけ詳しく感じてみる
- サブモダリティ(明るさ、大きさ、音量、距離、温度など)をリストアップする
- それらを少し変えてみたとき、自分の感情がどう変わるか試してみる
【 ワーク記入例 】
感情体験 | サブモダリティ(書き換え前) | 書き換え後の変更点 | 感情の変化 |
---|---|---|---|
発表で失敗して落ち込んだ | 自分の映像が大きく、近い、鮮明 | 小さく、遠ざけ、モヤモヤにする | 緊張がやわらいだ |
この練習を重ねると、心の中の「イメージ編集力」が高まっていきます!

心の中の世界は、自由に編集できる
- 心の中の映像や音は、絶対ではありません。
- あなたが意図すれば、自由に変えられるのです。
感情に縛られるのではなく、「感情をデザインする」力を手に入れましょう。
サブモダリティチェンジは、あなたが未来を切り拓く「心の魔法ツール」になります!

- サブモダリティとは、心の中の感覚の細かな設定のこと
- サブモダリティを意識的に変えると、感情の感じ方も変わる
- 自分の内的イメージを編集する力を育て、未来を軽やかに創造していこう