新しい自分の「物語」を描くワーク

― 「これからの私」を言葉にする

ここまで、あなたは「過去にとらわれず、未来を選び直せる力」を育ててきました。

でも、「変わりたい」「前に進みたい」と思っても、「どこに向かうのか」がぼんやりしていると、どう動いていいかわからなくなってしまうものです。

そこで、まず最初に取り組むのが── 「これからの私」の未来ストーリーを描くこと。

なぜ「未来の自分の物語」を描くのか?

未来は、まず心の中で物語として生まれ、それが現実の行動となり、形作られていきます。

未来を言葉にすることで、心の中に「新しい人生の設計図」ができあがり始めます。

未来の物語を描く3つの視点

未来の自分を描くとき、この3つの視点を意識してみましょう。

視点1 なりたい私

  • 質問:「どんな私でいたい?」
  • ヒント:性格、あり方、心の状態など

視点2 どんな人間関係を築きたい?

  • 質問:「誰と、どんな人と、どんな関係を築きたい?」
  • ヒント:友人、パートナー、職場の人、これから出会いたい人

視点3 世界にどんな貢献をしたい?

  • 質問:「どんな価値を周りに届けたい?」
  • ヒント:仕事、活動、人生のテーマなど

「大きな夢」でなくてもいいのです。今のあなたが心から望む、「小さな未来像」で十分です。

たとえば、こんな未来の物語

こうして、未来を言葉にすることで、心の中に「進む方向」がはっきりしていきます!

これからの私の物語を書いてみよう

【 ステップ 】

  1. 今、心の中に浮かぶ「なりたい自分」をイメージする
  2. どんなふうに生きていたいか、自由に書き出してみる
  3. 未来の自分に向けた「応援メッセージ」を最後に添えてみる

【 ワーク記入例 】

この物語が、これからのあなたの人生を照らす、希望の地図になります!

未来は、書き換え続けられる

  • 一度描いた未来も、変わっていい。
  • 成長とともに、何度でも書き直していい。

未来の物語は、「完璧」じゃなくていい。

大事なのは、「いま、心から望むもの」を描くこと。

あなたの物語は、あなたの中から、今ここに生まれ始めています!


  • 未来を形にするためには、まず心の中に「物語」を描くこと
  • 「なりたい私」「築きたい人間関係」「届けたい価値」を考えてみよう
  • 未来の物語は、あなた自身の手で何度でも書き換え、育てていける