― どんな壁も、越えていける自分になる
ここまで、あなたは、未来を描き、行動へと向かう準備を整えてきました。しかし、現実の世界では、思い通りにいかないこと、失敗や挫折、予想外の困難が必ずやってきます。
その時、あなたを支えるのが、レジリエンス(Resilience)、「困難から立ち上がる心の力」です。
成功する人としない人の違いは、「困難がないかどうか」ではなく、「困難にどう向き合い、立ち直るか」にあります。
レジリエンスは、生まれつきだけではなく、誰でも意識的に育て、強めることができる力です。
レジリエンスの柱の5つの力
自己認識:自分の感情・反応に気づき、受け止める力
前向きな意味づけ:出来事に対して希望を持った解釈をする力
感情調整:ネガティブな感情に巻き込まれすぎず、整理する力
問題解決思考:越える道を探る力
サポートを受け取る力:他人の力を借りることを恐れず、自分を支える力
これらを意識的に鍛えることで、どんな困難にも「しなやかに」対応できる自分になっていきます!
この講座をここまで進んできて、あなたはすでに、これらの力を持ち始めていますね。
たとえば、こんなときにレジリエンスが活きる
困難な場面 | レジリエンスがない場合 | レジリエンスがある場合 |
---|---|---|
プロジェクトの失敗 | 自分を責め続けて動けなくなる | 失敗から学び、次に活かそうと前を見る |
人間関係のトラブル | 相手を恨み、心を閉ざす | 問題点を冷静に見つめ直し、必要な対話を試みる |
目標達成に失敗 | 諦めてしまう | 計画を見直し、小さなステップから再挑戦する |
未来への道は、必ずしも平坦ではありません。でも、レジリエンスがあれば、あなたは何度でも立ち上がれます。

「私のレジリエンス体験を探してみよう」
【 自分への問いかけ 】
- あなたがこれまでに乗り越えた困難には、どんなものがありましたか?
- そのとき、あなたを支えたものは何だったでしょうか?
【 ワーク記入例 】
乗り越えた困難 | そのとき支えになったもの | 今、学び直せること |
---|---|---|
職場でのトラブル | 信頼できる友人の支え、冷静な振り返り | 必要なときは周囲の力を借りる勇気を持とう |
長い病気療養 | 小さな進歩を喜ぶ習慣 | どんなに小さくても、前に進むことを大事にしよう |
あなたはすでに、レジリエンスの芽を心の中に持っているのです!

しなやかに、何度でも立ち上がる
- 強さとは、倒れないことではありません。
- 強さとは、倒れても、何度でも立ち上がれることです。
傷ついたとしても、挫折しても、あなたは、また歩き出せる。

レジリエンスとは、困難を乗り越える心の力。未来に向かう「心のエンジン」です。
レジリエンスの柱の5つの力を育てれば、どんな未来にも挑戦できるあなたになれるのです!
自己認識:自分の感情・反応に気づき、受け止める力
前向きな意味づけ:出来事に対して希望を持った解釈をする力
感情調整:ネガティブな感情に巻き込まれすぎず、整理する力
問題解決思考:越える道を探る力
サポートを受け取る力:他人の力を借りることを恐れず、自分を支える力