ステップ1

事前に瞑想の概要を正しく知る大事さ

本来のマインドフルネス瞑想は大きい分類では2種類、サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想があります。

そして、それぞれに様々な瞑想の方法があります。両方に坐る瞑想や歩く瞑想、日常の取組み方、食べる瞑想などがあり、ヴィパッサナー瞑想にはボディスキャン瞑想などもあります。

私は、2004年頃から近年の西洋系マイントフルネス瞑想をするようになって、それから、その元を求めるようになって、まず禅宗の曹洞宗の元管長・トップだった板場興宗(いたばしこうしゅう)禅師の元で僧となり、専門僧堂で暮らして坐禅を修行しました。

それから、ヴィパッサナー瞑想の在家者(一般の人)用のボディスキャン瞑想のゴエンカ式を、日本で合宿で習得して取組むようになりました。

そして、さらに本来の本格的なものを求めて、上座部仏教の国のミャンマーに行って、在家者と僧も取組むマハーシ式を修行しました。

このプログラムは、私がたどったように坐禅から始めて、順に、本格的な最高レベルのヴィパッサナー瞑想の瞑想の方法まで力をつけながら習得して、本来のマインドフルネスの貴重な高い効果まで得られるようになっています。

しかし、そのためには、最初に、サマタ瞑想、ヴィパッサナー瞑想とはどういうものか、正しく予備知識を持っていることが役立ち、大切です。

瞑想のやり方を間違えると無駄になる

本来のマインドフルネス瞑想は、サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想の坐る瞑想などそれぞれの瞑想の方法を、サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想それぞれの目的をかなえる正しいやり方で、それぞれしっかり取組むことが大事です。そうしないと必要な効果は得られないか薄くなってしまいます。

例えば、私はミャンマーでの修行で、定期的なサヤドー(長老)への報告で、ヴィパッサナー瞑想の取組みの報告をしたとき、「すごい上達した」と思っていました。しかし、長老の指導は違いました。

私の場合は、そうして、サマタ瞑想のようにしていて間違った自己満足していたことに気づけましたが、気づけなければ、いくら取組んでも目的の効果を得られることはなく終わってしまうところでした。間違ったままでいたら取組みはすべて無駄になるところでした。

どうして私は思い違い、勘違いをしたのか。それは、坐禅や近年のマインドフルネス瞑想をしていたことからの先入観があったからでした。

取り組みを無駄にしないために、次のページ以降の講義で、あらかじめサマタ瞑想、ヴィパッサナー瞑想とはどういうものなのか予備知識をしっかり持つようにしましょう。

サポート指導を受けることも大事です

また、私は自分の取組んだ状況をサヤドー(長老)に報告することで、自己判断の間違いを指摘していただけて、取組みを修正できました。

瞑想は、取組みが初めての人はむろん、取組んできた人も自分なりの判断では間違えます。取組みを無駄にしないように効果を得られるように指導できる人のチェック、指導をもらうことが重要です。

このプログラムは、私のサポート指導を受けられるようになっています。